ラルコ ロッソ 2022|巨匠の薫陶を受けたヴェネトの注目自然派赤ワイン

ラルコ ロッソ 2022|巨匠の薫陶を受けたヴェネトの注目自然派赤ワインイタリア

「アマローネの伝説」と称されるジュゼッペ・クインタレッリのもとで十数年にわたり研鑽を積んだルーカ・フェドゥリーゴ氏。その彼が手がけるラルコ ロッソ 2022は、ヴァルポリチェッラの伝統品種を自然な手法で醸した食卓のための赤ワインです。気軽さと奥行きが同居する一本をご紹介します。

巨匠クインタレッリの薫陶を受けた造り手の歩み

14歳から始まった修業時代

ワイナリー「ラルコ」を率いるルーカ・フェドゥリーゴ氏は、わずか14歳のときからヴァルポリチェッラ・クラシコとアマローネの名匠として世界的に知られるジュゼッペ・クインタレッリのもとで働き始めました。十数年にわたり巨匠の傍らでブドウ栽培から醸造まで一貫して学んだルーカ氏は、父が所有していた畑のブドウで少しずつ自分の醸造を始め、1999年に初めてアマローネを仕込みます。その後2003年にはロッソ・ヴェロネーゼやヴァルポリチェッラ・クラシコもリリースし、本格的にワイナリーとしての活動をスタートさせました。

伝統と個性が交差するワイナリー哲学

クインタレッリから受け継いだ伝統的なスタイルを土台としつつ、ルーカ氏は自身の感性を反映した新しい世界観を追求しています。Les Caves YOSHIOKAのワイン紹介では「落ち着いた味わいの中に活き活きとした息遣いが感じられる」と評されるように、この造り手の作品には師から学んだ深みと若い醸造家ならではの軽やかさが共存しています。ヨーロッパのみならずアメリカなど各国でも高い評価を集め、入荷量の少なさからすぐに品切れになる人気ぶりです。

ラルコ ロッソの醸造と品種構成を読み解く

ヴァルポリチェッラの伝統品種に遊び心をブレンド

主要品種はヴァルポリチェッラ地区の伝統的なブドウであるコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラの3品種です。これにほんの少量のサンジョヴェーゼとテロルデゴが「遊び心程度」にブレンドされています。サンジョヴェーゼはトスカーナ州を中心にイタリア全土で最も広く栽培される黒ブドウ品種で、プラムや林の下草を想わせるアロマが特徴とされます(エノテカ、モトックスなどの品種解説より)。テロルデゴはトレンティーノ原産の濃い色調を持つ品種で、ヴェネト州との地理的な近接性を感じさせる選択です。こうした品種の組み合わせが、単一品種では生まれにくい奥行きと複雑さをもたらしています。

フレッシュさを活かす醸造アプローチ

「気軽な食中酒を」というコンセプトのもと、所有畑の中でも樹齢の若いブドウが選ばれています。ステンレスタンクでの数日間という短いマセレーション(果皮浸漬)の後プレスし、同タンクで約8か月熟成。その後、大樽とセメントタンクで18か月間の熟成を経てリリースされます。注目すべきは、大樽にアマローネや上級キュヴェ(ルベオ、パリオ)の旧樽が使われている点です。これによりフレッシュな果実味を損なうことなく、優しい甘みと凝縮した香りが加わると説明されています。明るいルビー色の外観からも、抽出を抑えた丁寧な醸造が伝わります。

なお、2022年ヴィンテージよりIGTロッソ・デル・ヴェロネーゼから「VINO」カテゴリーの当キュヴェ名に変更されています。これはIGT規定の変更に伴うもので、ワインの中身や品質方針に変化はありません。

味わいの特徴とペアリングの提案

香りの凝縮感と軽やかな飲み口の両立

商品説明によると、このワインは「香りには凝縮感があり、ストラクチャーを備え」ながら「どんな食事にもあう、非常に飲みやすい」仕上がりとされています。短いマセレーションにより抽出が穏やかで、明るいルビー色と軽やかなボディが実現されている一方、アマローネ用の旧樽による熟成が骨格と複雑さを補完するという、相反する要素を両立させた設計が見て取れます。できるだけ手を加えずに造る自然派のアプローチであるため、ボトルによって色合いや澱、香りのニュアンスに個体差がある場合がありますが、それも含めてワインの個性として楽しめるポイントです。

食卓を選ばないペアリングの幅広さ

「毎日飲める食中酒」を志向して造られた本キュヴェは、料理との相性の幅広さが大きな魅力です。穏やかなタンニンとフレッシュな酸は和食との親和性も期待でき、以下のようなペアリングが考えられます。

  • トマトソースのパスタ・ピッツァ:この産地の日常的な食事との相性は間違いないところ
  • 鶏肉や豚肉のグリル:軽やかなボディが白身の肉に寄り添う
  • 焼き鳥(タレ)・肉じゃが:和の甘辛い味付けとの調和も楽しめそうです
  • サラミ・生ハムなどの前菜:気軽な一杯目としても活躍

季節や気温に応じて軽く冷やして(15℃前後)サーブすると、果実味の輪郭がより鮮やかに感じられるでしょう。

購入情報と選ぶ際のポイント

本ワインは楽天市場のイタリアワイン専門店「トスカニー」にて税込4,840円で販売されています。6本以上の購入で送料無料となるため、まとめ買いを検討される方にはお得な設定です。インポーターは信頼性の高い「ラシーヌ」が担当しており、自然派ワインの温度管理を考慮したクール便での配送も選択可能です。気温の高い時期にはクール便を利用されることをおすすめします。

楽天レビューでは3件の投稿で平均4.0という評価を得ています。愛好家の間で入荷のたびに品切れが起こる人気キュヴェとのことですので、見つけたときに確保しておくのが賢明かもしれません。

その他のおすすめ

当サイトでは他にも厳選したワインのレビュー記事を多数掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。

ワインの基礎情報については、Wikipedia「ワイン」の解説が参考になります。

楽天市場で見る(¥4,840)

ショップ: トスカニー イタリアワイン専門店

まとめ

「ラルコ ロッソ 2022」は、アマローネの巨匠の系譜を継ぐ造り手が「日常の食卓のために」と考え抜いたベーシックキュヴェです。伝統品種を自然な醸造で仕立て、上級キュヴェの旧樽で熟成させるという丁寧なアプローチにより、飲みやすさと贅沢感を兼ね備えた仕上がりとなっています。入門編でありながら完成度の高い一本として、この造り手の世界に触れる最初の扉としても、またデイリーに楽しむ食中酒としても、幅広い方におすすめできるワインです。

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